学校長からのメッセージ

 

第24代校長 
並川直人
 
 
東京都立園芸高等学校同窓会の皆さま、平成31年4月に第24代校長として着任いたしました並川でございます。
日ごろより同窓会関係者の皆さまには、在校生の教育活動の支援や母校の発展のためにご理解とご協力を賜っており、この場をお借りして心より感謝を申し上げます。

歴史と伝統のあるこの園芸高校の校長として身の引き締まる思いで毎日を過ごしております。ご存知の皆さまもいらっしゃいますが、私は平成3年度から11年度までの9年間、食品化学科・食品科学科の教諭として奉職しておりました。今回はご縁があって、19年ぶりに園芸高校に戻ってまいりました。懐かしい気持ちも強くあります。

社会情勢の変化等により、我が国の「専門高校」を取り巻く環境は厳しいものがあります。伝統と実績のある本校でさえ盤石とは言い切れません。何より、今後の皆さんの後輩ともなる、現在の中学生や小学生世代、保護者を含めた都民の皆さまからの選択や信頼が得られなくてはなりません。世の中には「不易と流行」という言葉がございます。本校の教育理念は大事に守る一方で、若い世代にとって魅力ある農業教育を創造し、産業界で求められる人材の育成を着実に進めていかなくてはなりません。世の中のニーズについては、実社会でご活躍されておられる先輩諸氏の良く知るところだと存じます。

「東園」の益々の発展のために力を尽くして参ります。これまで以上に本校の教育活動へのご支援をお願い申し上げます。